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 日秀神社 にっしゅうじんじゃ 


 補陀落渡海の行で沖縄の福花に辿り着いた時、若い女性の生肝を常食としていた大蛇を、呪文により洞窟に閉じ込めたという言い伝えのある日秀上人は、この地でも偉大な力を発揮。病気や怪我の治療、植物の病害虫防除など困苦の人々を救済し、神様と崇められた。また、焼失した正八幡宮(鹿児島神宮)の再建に際して屋久島に用材を求めた時のこと。正八幡宮と刻印した材が荒天で流されてしまったが、それが浜之市に流れ着いた。人々は上人の神通力と感嘆した。なお、十八日の馬(初午祭)は上人の見た夢に由来するとも言われている。
 上人は、九州制覇を目指す島津氏の豊後の大友氏らへの戦勝を祈願するために入定する。死に向かっての読経の神通力が通じたのか、島津家はこの戦いに勝つのである。

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