オガタマの木 おがたまのき
オガタマの和名は招霊(オキタマ)が転訛したもので、神霊を招く木として神社によく植えられて、その小枝は神前に供えられている。
モクレン科のオガタマ属で、2月中旬から3月の中旬に、白い花弁で基部は紅紫色を帯びた芳香のある花を咲かせて人々を楽しませてくれる。「天の岩戸」神話に出てくる。
さざれ石 さざれいし
原産地岐阜県から奉納されたもので、国家「君が代」の歌詞にあるさざれ石とは小さな石のことで、巌は大きな岩のことである。
「さざれ石の巌となりて苔のむすまで」と歌われているが、それは小さい石の一つ一つが寄り集まるといつかは大きな岩となるということである。国家も同じである・・・
御神木 ごしんぼく
神宮社殿前庭の右隅にあり、樹高38.2m、幹回り6.8m、樹齢約800年の杉の木である。よく見ると神様が宿っていることがわかる。
手水舎 てみずや
龍の吐水口は貴重な石細工で、社務所の手水鉢と同じく肥後の石工である岩永三五郎作と言われる。
勅使殿、登廊下、本殿 ちょくしでん、のぼりろうか、ほんでん
霧島神宮 - 国宝指定(Japanese national treasure)
薩摩藩主島津吉貴の寄進で、正徳5年(1715年)に建立された。社殿はいずれも朱塗りの華麗なものである。
特に本殿は内部も豪華に装飾され、柱、梁、長押などはすべて朱漆塗りとした上に要所を彩色文様や鍍金の飾り金具で装飾し、壁には極彩色の浮き彫りを施した羽目板を配するなど、贅をこらしている。国指定重要文化財。